硬貨計数機と硬貨選別計数機の違い|集計・仕分けの選び方
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硬貨計数機と硬貨選別計数機の違い|集計・仕分けの選び方

「1円・5円・10円・50円・100円・500円が混ざった硬貨を、そのまま入れて数えられますか?」

硬貨計数機を選ぶときは、この質問をもう一歩具体的にすると、必要な機能が見えてきます。知りたいのは合計金額だけでしょうか。それとも、金種ごとの枚数を確認し、硬貨も別々の箱に分けたいのでしょうか。

硬貨を数えること、金種別に金額を集計すること、硬貨そのものを仕分けることは、それぞれ確認すべき機能です。 あらかじめ金種ごとに分けてから数える機種もあれば、混合硬貨を識別して計数・選別する機種もあります。機種名だけで判断せず、投入前の状態と処理後に必要な結果を組み合わせて選びましょう。

硬貨計数機と硬貨選別計数機は何が違う?

基本となる違いは、枚数を数える機能に加えて、硬貨を識別し、選別する機能を備えているかどうかです。ただし、「硬貨計数機」「コインカウンター」「コインソーター」といった名称だけでは、できる作業の範囲までは分かりません。

仕様を見るときは、次の4つを分けて確認すると比較しやすくなります。

機能 分かること・できること 確認するポイント
計数 硬貨の枚数を数える 金種を分けてから投入する必要があるか
金種の識別 100円、500円などを判別する 混合硬貨の識別に対応しているか
金額の集計 金種別の金額や合計金額を表示する 表示できる明細と、必要な設定は何か
金種別の選別・収納 硬貨を金種ごとに別の箱や袋へ分ける 一度に何種類を別々に回収できるか

たとえば、100円硬貨10枚と500円硬貨4枚を扱う場面を考えてみましょう。これは機能の違いを説明するための例です。

  • 「14枚」と分かるのは、枚数の確認です。
  • 「合計3,000円」と分かるのは、金額の確認です。
  • 「100円が10枚、500円が4枚」と分かるのは、金種別明細の確認です。
  • 100円と500円が別々の箱に入るのは、実物の仕分けです。

金額や明細を画面で確認できても、硬貨が別々に収納されるとは限りません。締め作業で総額だけを確認したい場合と、釣銭用に金種別の硬貨を用意したい場合では、必要な処理が変わります。

「6金種対応」と「6金種を別々に収納」は違う

日本円の6金種に対応しているという記載があっても、それだけで、混ぜて投入した6金種を一度に別々の箱へ分けられるとは判断できません。

仕様表では、対応する硬貨、混合投入の可否、金種別の収納先を別々に見ます。特に通路やボックスの数を見るときは、通常の硬貨を回収する部分と、リジェクト用の部分を区別してください。

リジェクト通路は、受け入れ対象から外れた硬貨などを分けるための経路です。通常の金種別収納先と同じ役割ではないため、箱の総数だけで「何金種に仕分けられるか」を数えないことが大切です。

また、リジェクトされたものを、そのまま特定の金種や偽造硬貨と判断することもできません。何をどの条件で排除するかは、機種と設定によって確認が必要です。

C-10・C200・C600を運用から選ぶ

金種ごとに分けた硬貨を数えたい場合

すでに100円、500円などを別々に管理しており、その枚数を数える用途では、C-10 硬貨計数機が候補になります。公式製品情報では、数量・金額表示、加算、バッチ機能が案内されています。

導入時には、扱う硬貨に合わせた設定と表示結果を確認します。「金額を表示できる」ことを、混合硬貨の金種を自動で識別できるという意味で捉えないようにしましょう。

混合硬貨の識別・計数・選別を行いたい場合

C200 硬貨選別計数機は、硬貨の識別・計数・選別を行うモデルです。検討するときは、処理する金種だけでなく、「どの硬貨を、どの収納先へ分けたいか」まで伝えると、運用との適合を確認しやすくなります。

硬貨の識別・計数・選別に対応していることと、6金種をそれぞれ別の収納先に回収できることは、同じ意味ではありません。必要な収納状態を伝え、対応する機種と構成を確認してください。

日本円6金種を別々に回収したい場合

C600 硬貨選別計数機は、公式仕様に6つの通常通路と1つのリジェクト通路が記載され、日本円の1円・5円・10円・50円・100円・500円が対象として案内されています。6金種を金種別に回収したい運用で、比較する候補です。

導入前の確認では、収納先の分かれ方と、画面に表示される明細の両方を見ましょう。レジ締め後にそのまま金種別に保管したいのか、袋へ移したいのかも、機種選定時に伝えておくと具体的です。

導入前は投入から回収までを確認する

比較するのは計数速度だけではありません。投入前に金種を分ける作業や、計数後の仕分け・照合作業も含めて、自分の現場で残る作業を確認しましょう。

機種の相談やデモでは、次の4点をそろえると確認しやすくなります。

投入する硬貨

金種、混ざり方、1回に処理するおおよその枚数を伝える。

必要な表示

総枚数、合計金額、金種別枚数のうち、業務に必要な項目を決める。

回収する状態

計数後も混ざったままでよいか、金種ごとに箱や袋へ分けたいかを決める。

確認が必要な硬貨の扱い

外国硬貨やメダルなどの混入がある場合は事前に伝え、受入条件と排除後の確認方法を聞く。

実機で確認する際は、担当者の案内に従い、あらかじめ枚数と金額を把握した硬貨で、画面の結果と各収納先の中身を照合します。異物を使った確認は自己判断で行わず、事前に相談してください。

硬貨の状態と必要な結果から機種を相談する

機種選びに迷ったら、「どの硬貨が、どれくらい混ざっているか」と「処理後に何を確認し、どう回収したいか」をお知らせください。MORICASHでは、用途に合わせた機種選定やレンタルについてご相談いただけます。

MC

この記事について

MORICASH(株式会社モウリ)は、横浜を拠点に現金処理機器の導入相談、レンタル、アフターサービスに対応しています。

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