紙幣計数機のバッチ機能とは、あらかじめ設定した枚数に達すると、計数機が自動で一時停止する機能です。
たとえば「100枚」に設定できる機種では、100枚に達した時点で計数が一時停止するため、紙幣を100枚ずつに分けやすくなります。ただし、紙幣を帯封したり、自動で束ねたりする機能ではありません。
バッチ機能は「決めた枚数で止める」機能
設定できる範囲内で枚数を指定し、その枚数に達すると計数が一時停止します。紙幣を取り出して計数を続ければ、同じ枚数のまとまりを順番に作れます。
機械が行うのは計数と一時停止までです。取り出し、帯封、最終確認は利用者が行います。設定範囲や再開方法も機種によって異なります。
大切なのは、機能名の多さではなく、「固定枚数に分けたい」「複数回の結果を合計したい」「金額を知りたい」のどれが必要かを先に決めることです。
バッチ・加算・金額計算の違い
| 機能 | 主な役割 | 使う場面の例 |
|---|---|---|
| バッチ機能 | 設定した枚数で一時停止する | 100枚ずつに分ける、レジごとの準備枚数をそろえる |
| 加算機能 | 複数回の計数結果を累計する | 一度に投入しきれない紙幣の総枚数を確認する |
| 金額計算機能 | 設定した金種、または機械が認識した金種をもとに金額を算出する | 売上金の合計額などを確認する。計算方式は機種により異なる |
枚数計数と混合金種による金額計算の違いは、「紙幣計数機は枚数だけ?」で詳しく解説しています。
バッチ機能が役立つ3つの場面
1. 紙幣を100枚ずつに分けたいとき
100枚設定に対応する機種なら、停止するタイミングを基準に整理でき、手作業で数え直す場面を減らせます。
2. 金融機関への入金を準備するとき
売上金を固定枚数ごとに整理したい場合に使えます。持ち込み方法や紙幣のまとめ方は金融機関・サービスごとに異なるため、別途確認が必要です。
3. レジや窓口ごとのつり銭を準備するとき
必要枚数を設定すると、複数のレジや窓口に同じ枚数を用意しやすくなります。最後に金種と枚数を確認してください。
バッチ機能の基本的な使い方
紙幣と計数モードを確認する
折れや破れ、強い反りがある紙幣や、重なっている紙幣を取り除き、目的に合う計数モードを選びます。
バッチ枚数を設定する
操作パネルで必要枚数を設定します。ボタン名と設定範囲は機種ごとに異なります。
紙幣をそろえてセットする
紙幣の端をそろえ、紙幣ガイドに合わせてまっすぐセットします。
停止した紙幣を取り出す
設定枚数で停止したら紙幣を取り出し、表示を確認して次の計数を始めます。
最後に合計と残りを確認する
まとまりの数と残り枚数を確認します。バッチ機能だけで金種や金額まで確認できるとは限りません。
使用前・購入前に確認したいこと
- 希望する枚数を設定できるか
- バッチ機能と加算機能を組み合わせて使えるか
- 使用する計数モードでバッチ機能が有効になるか
- 紙幣を取り出した後、自動で再開するか、操作が必要か
- 自分が確認したいのは枚数、金額、金種別明細のどれか
設定枚数に達する前に止まる、紙幣が送り込まれない、重送するといった症状がある場合は、紙幣詰まり・送り込み不良の確認方法をご覧ください。
よくある質問
100枚に設定すれば、100枚ずつ自動で束ねられますか?
100枚で停止する機種なら、100枚ずつに分ける作業に使えます。ただし帯封や結束は行いません。取り出し方と再開方法は取扱説明書をご確認ください。
バッチ機能と加算機能は同時に使えますか?
機種によって異なります。併用できる場合は、固定枚数に分けながら全体の累計を確認できます。対象機種と使用モードをご確認ください。
異なる金種を混ぜてもバッチ計数できますか?
混合金種対応機でも、合計枚数で停止するのか、指定した金種を一定枚数に分けられるのかは、機種やモードによって異なります。使用するモードの停止条件をご確認ください。
作業内容に合うバッチ機能を確認しましょう
希望するバッチ枚数、取り扱う紙幣、1日の処理量、必要な結果が枚数か金額かをお知らせください。MORICASHが、用途に合う機種と確認すべき設定条件をご案内します。